皆さん、お久しぶりです。土田さんご夫妻本当にお世話になりました。たすかり
ました。
前日から京都に乗り込んで土田家に押しかけて、鍋をつつき、朝ご飯までご馳走にな
り、バナナをいただき、消化のためにホットコーヒーまでながしこんで。
左ひざに故障を抱えていたので、ウェストポーチにアイシング・スプレーの新品をし
のばせて、万全の体制でスタートラインにつきました。

 スタートのピストルの音が聞こえてから、スタートラインを通過するまで3分か
かったこと以外、順調な滑り出し。1キロ、2キロと左ひざは、まったく痛み出す様子
もなく、土田家の鍋パワーのおかげで、体も軽く、心肺も全然楽勝。

 第一関門は、全身どこにも痛みもなく、オーバーペースでもなく通過しました。

 ところが、6キロあたりで突然雪が降り出した頃、な、なんと、今まで、一度もい
ためたことがなかった、右ひざに、激痛が走りました。そこからは、200メートルほ
ど走っては、立ち止まって左ひざ用に用意した、アイシング・スプレーを、右ひざ
に、かけまくるという、ありさまです。沿道からの、ガンバレー、の声だけが響き渡
るのです。

 第2関門は、足を引きずりながらも、何とか通過。心の中では(昨日、泊まってこ
ないでと、泣いてとめる娘を振り絞ってまで、泊り込みできたのだから、絶対に完走
しなければ)とか(土田さんに、お世話になったんだから、やめるわけにいかない)
とか、葛藤が始まりました。

 そして、8キロ付近で、後ろの方から、マイクの声が、なにやら聞こえてきたので
す。その声は、だんだん近づいて来て 「このあたりの、ランナーたちは、もう、間
に合いませんので、ゆっくり行ってくださーい」 といってるではないですか。何た
る屈辱的な言葉。

 そして、そのマイク付の主催者の軽自動車は、私を追い越してはるか先の方に行っ
てまで、そのせりふを、言ってるのです。その車は、そのあたりに停車していたので
すが、今度は私が、車のあたりを通過しようとした、その時です。 「もう、絶対間
に合いませんので無理しないでくださーい」 「絶対」 といってるのです。沿道の
人もなんていったらいいのかわからないのでしょう、 「シーン」 としてるので
す。私は、スプレー缶を片手に、右足を引きずるといった格好です。

 第3関門で 「よー頑張った、よー頑張ったなー」 とストップされました。約1
0キロ地点です。バス待機場所に誘導されました。

 5台目の収容バスに乗りました。初めての体験です。私は、初めての体験が好きで
す。わくわくして、発車を待ってました。そこで車内放送で 「えー、本日は、収容
バスをご利用いただきまして、ありがとうございます」・・・・一瞬、車内は沈黙。
そして爆笑。 「好きで乗ってないねん」 「礼を言うな 礼を」といった声が聞こ
えました。そしたら運転手さんが今度は無線で、 「えー、もう一台追加ー」と言っ
てから、 「今年は、多いなー!」と大声でいったので、車内は、また爆笑でした。

4月に花見マラニックでお会いしましょう。

リタイヤのご報告まで。        風RC 林  修 
 



home

[PR]動画